キャロウェイのEPIC SPEED/EPIC MAXは、最初試打したときから低スピンだなと思ってましたが、ロフト表記にも罠がありそうな気がしています。
というのも、EPIC SPEED 9°にTENSEI CK PRO ORANGE 50Sを入れてラウンドしてみたところ、ラウンド後半で悪い癖というかなんというかの、力なく飛ばないが左に派手に曲がっていくフック球が出始めたんですね(さっさと見切りを付けてドライバーを打つのをやめたんでスコアはどうにか持ちこたえたけど)。これの原因について、今までスイング軌道の方だとばかり思ってましたが、もしかしてスピン量が足りなくてドロップしてるんじゃね?と思い始める。
そこで、試しに翌日練習場に行って、ロフトをカチャカチャしてみたところ、ロフトを寝かすとそういうフックが出なくなりました。9°+1°=10°設定でも問題ないけど、安心感をとって9°+2°の11°設定に。
え、11°・・・?おじーちゃんゴルファー?って普通は感じるところですが、それが面白いことに、EPIC SPEED 10.5°のヘッドを1°立てて9.5°設定にしたときより出球はまだ低いかほぼ同じかくらいなんですよね・・・。
よく、ロフト表記は実際のロフトを表しているわけではなく、「9°」「10.5°」という名前のヘッドだという程度に認識しろとは言いますが(シニア向けドライバーには、10.5°表記でリアルロフト14°くらいのものもザラにあるとか)ここでさらに気づいたことがありました。
「9°」のヘッドと「10.5°」のヘッドのロフト差は1.5°より実際には開いてるのかもしれない、と・・・。
これ、たぶんアスリート向けモデルで顕著だと思うんですよ・・・(現行だとキャロウェイでいえばEPICシリーズ、テーラーメイドでいえばSIM2シリーズ)。
実は同じようなことをM5 TOURの9°を打ったときにもなんとなく感じてました。
というのも、「10.5°」表記のヘッドを1.5°立てて9°にしても問題なく打てるけど、「9°」表記のヘッドだとロフトそのままじゃ手も足も出ず、ロフト寝かせてやっと打てる感じでしたからね・・・。
ただ、SIM MAXを打ってるときは、あまり気にせず9°を打ってました。そりゃそうか、SIM MAX/SIM2 MAXはバックスピンが多いもんな・・・(特にSIM2 MAXはスピン量めちゃ多いんで気づきにくいかもしれません)。
VENTUS BLUEよりTENSEI CK PRO ORANGEの方がロースピンなシャフトなので、そこも今回気づいた原因の一つなのだと思いますが・・・ロフト選び・調整って難しいですね・・・。
(もちろん、カチャカチャでロフトをいじると、ライ角・フェイスアングルも変わるので、厳密にはそこまで簡単な話じゃないんですけどね)