全米女子オープンで笹生優花プロが優勝

笹生優花選手が全米女子オープンで優勝しましたね。おめでとうございます。しかし、アメリカLPGAのメジャー大会で、畑岡奈紗選手と日本人同士でのプレーオフってのがホント驚き(注:笹生選手は日本とフィリピン両方の国籍を有してます)。夜の時点で、初っぱなから笹生選手が落としたと聞いて、ダメかなと思いながら寝ただけに、ホント驚いた。

そんな笹生選手のセッティングですが、去年は

1W:テーラーメイド M5(10.5度)
FW:キャロウェイ Mavrik(3番15度、5番18度) ※注:SubZeroを使ってたときもあるよう。どうやら今回はSubZeroだったっぽい?
UT:キャロウェイ Mavrik Max(4番20度)
アイアン:三浦技研 TC-101(5番~PW)
ウェッジ:ボーケイ SM7(48度、56度、60度)
パター:ピレッティ ワークショップパター ※注:Piretti Potenza Elite Putterというモデルが同形状かつフェイスミーリングの入れ方も同じだそうです(11万円くらい)。でも笹生のモデルはGSS素材採用かつミーリングも通常モデルより深い特別モデル「ピレッティ エリート ポテンザ ツアーオンリー GSS パター Y.S.」なるモノらしい(なんと49万5千円)
ボール:タイトリスト Pro V1

というセッティングだったようです。今大会では、写真を見る限りSIM2 MAXのドライバーを使ってたようだったのですが、その他のクラブも含めて詳細はまだ不明(たぶん優勝ギアの記事は数日以内に出てくると思う)。

ドライバーのシャフトはジャンボ軍団御用達イミドアンドサンズ(旧セブンドリーマーズ)のプロトタイプを使ってるとか(FWはDiamana ZF、UTはGOSTのよう)。
また、アイアンも市販品のヘッドそのままじゃなく、削ってあるらしい(シャフトはN.S.PRO 1050GHを少し軽くした感じのプロトタイプらしい)。アマチュアがマネできるセッティングじゃないね・・・。

日本の女子プロってヘッドスピードの割にロフトの立ったドライバーを使う選手が多いイメージなのですが(平均的に男子プロよりもアッパー軌道がきついらしく、その分ロフトがなくても球が上がる)、笹生選手は10.5°だという(260~270ヤードくらいは飛ばすらしいです・・・なお、笹生選手のスイングがローリー・マキロイ選手に似てると話題のよう)。
日本の女子プロの多くは、パワーがない中で飛ばしたいからそういうアッパーのきついスイングになるんだと思いますが、ドライバーでアッパーがきつい人はアイアンが下手な傾向にあるというので(失礼)、このセッティングはしっかりと身体づくりを行ってる証拠なのかなとも思いました。

といっても、10.5°のヘッドをカチャカチャで9°に立ててるというので、捕まりすぎを警戒してるのかな?とも。
(ロフトを立てると捕まらなく、ロフトを寝かすと捕まりやすくなるため、10.5°のヘッドをカチャカチャで立てた9°と、元から9°のヘッドでは違いが出ます)

#追記
全米女子オープン時のセッティング情報が出てきました。
1W:SIM2 MAX 9°
3W:Mavrik SubZero 15°
UT:Mavrik 4H 20°
5W-9I:三浦技研 TC-101
ウェッジ:ボーケイデザインSM8 46/52/56/60°
PT:Piretti
ボール:Pro V1
だそう。・・・あれ、13本???