マッスルバックアイアンを試打してみた

憧れるしカッコいいけど難しいイメージだけが先行してしまい、実は打ったことがなかったマッスルバックのアイアンを試打してきました(2種類)。

1本目:Mizuno Pro 120
ミズノのフィッティング専用モデル、Mizuno Proシリーズの中でも一番難しいやつです。試打・フィッティング用のクラブはシャフトがカチャカチャで変えられます。
Mizuno Proは以前(MP-54を新品で買う前)918を試打したことがありますが、アレは正直MP-54やMP-55より優しいラインで、これMizuno Proでフィッティング専用として出す必要あるかな?と思ったのでした(注:そのときはあくまでシャフトの試打をしたかった)。
構えてみると、ヘッドが小さいです。普段使ってるMP-54と比べても、すごく短く感じる(注:MP-54はそこまで大きいヘッドでもないんだけど)。

シャフトはまず、普段使ってるのと同じMODUS3 TOUR 105 Sを入れてもらってテスト。
あれ・・・イメージしてたほど難しくはなかった・・・。
7番アイアン(ロフト34°)でしっかり当たって155ヤードか・・・。MP-54(ロフト32°)で160ヤードくらいのつもりで普段打ってるんで、ロフトなりの飛距離差ですね。球も普通に上がるし、歯が立たないほどまで難しくはなかったです。
ただ、芯は狭いのでどーしてもミスには弱いよね。寛容性が低いというか、ミスったらミスったなりの球が出る感じです。

次に、興味があったダイナミックゴールド105 S200を入れてもらいテスト。
フィーリングは好きです。ノーマルのダイナミックゴールドS200と似た感じの動きをします。ただし軽くて気持ち柔らかめ
MODUS3 TOUR 105 Sよりカット後重量で数グラム軽いはずなのだけど、たぶんそれは気にならないと思う。でも柔らかさは気になる・・・かも(といっても半フレックス分くらいの振動数差らしいです)。
でもMODUS3 TOUR 120 Sのようにバカみたいに柔らかいわけではないので、全然打てます。MODUS3 TOUR 105 Sよりシャフトの動き的には打ちやすいかもしれない。飛距離は・・・変わらないですね。DG105はX100も打ってみたい。

最後に、同じくダイナミックゴールドの120 S200を入れてもらいテスト。従来のダイナミックゴールドよりは軽いけど十分重い重量帯のシャフトです。
DG120 S200だと、DG105 S200より1フレックス分ほど振動数的に硬いです。といってもMODUS3 TOUR 105 Sより気持ち硬い・・・かな?くらいです(数値的にはDG105 X100に近い振動数)。
ただ、フィーリングが、全然ダイナミックゴールドっぽくない・・・(よそのサイトでも、なぜかDG120はDGとフィーリングが違うと書いてる人がいたな・・・)。重い上にフィーリングも合わず、全然打てませんでした(笑)。DG120ならR300も打ってみたいかな。

ってか、Mizuno Proを買うのであれば、一度フィッティングをちゃんと受けてみたいな・・・(どんなヘッド・シャフトをおすすめされるのかという興味半分、しっかりあったクラブを使ったら少しはスコアもよくなるもんなのかという興味半分)。
今のところMP-54でそこまでの不満はないけど、いつか買い換えるわけで、そうなったときの候補の筆頭になるのは間違いなくMizuno Proだからな・・・。


2本目:SRIXON Z-FORGED
SRIXONの「ヘッドが大きめで優しい」マッスルバック。といっても、あくまで「マッスルバックの中で」の優しさですけどね・・・。勝みなみプロなどSRIXON契約のプロも多く使ってるモデルです。
シャフトはダイナミックゴールドDSTでした。7番でロフトは33°。
構えてみると、全然違和感というか手強さを感じません。MP-54と大差ない長さがあります。ただしトップブレードはマッスルらしく細くてシュッとしてます。ソールも激薄ですね・・・。

いざ打ってみると、Mizuno Pro 120よりさらに優しい。飛距離は・・・というとやっぱ大差ないですね。ロフトなりです。
ダイナミックゴールドDSTですが、SRIXON(ダンロップ)向けのオリジナルシャフトです。重量的にはダイナミックゴールド120と近い重量帯(装着重量=カット後重量で112gだそう)。でもフィーリング的には「従来のダイナミックゴールド」やダイナミックゴールド105に近いフィーリングだと思いました。なので個人的にはDG120より打ちやすいです。ただしDG120と同様に、普段打ってるMODUS105より結構重いんですぐ疲れる・・・打ってて途中からダフり&トップのミスが頻発するようになっちゃった・・・。
(注:MODUS3 TOUR 105は、ノーカットでの長さが950GHとかより2インチ長いため、カットすると意外と軽くなり、100gを気持ち切るくらいになります・・・)

もう1本のストックシャフトはMODUS3 TOUR 120 Sらしいです・・・ただこのシャフトは、僕の経験的に壊滅的に合わないんですよ・・・(試打クラブは店頭になかったけど)。
MODUSの120は柔らかくて動きまくるシャフトなので、ゆったり打つ人向けですよね・・・。
そんな感じで、DG DSTもMODUS120も合わないため、もし買うならカスタムでMODUS3 TOUR 105 Sを入れるかなぁ・・・といった感じです。


ということで、マッスルバックアイアンを2本試打してきました。
結論としては、「思ってたほど難しくはなかった」です。ただしダウンブローでボールを打ててる人限定。また、マットの上限定。

ただ、マットの上で試打して打てたからといって、これを買ってラウンド投入するか?と言われると、うーん・・・ですよね。
ソールがめちゃ薄いんで、ダフったら突き刺さるだろうし、芯はどうしてもキャビティバックよりシビアだからミスがミスらしい球になりやすい分、スコアをまとめるのは大変かなと思う。コースではいつでも平らな場所で打てるわけじゃないから、ラウンドで使ったらまともに打てるかは不明です。
キャビティより重心高が高めな分、マッスルバックだとスピンは入りやすいから、グリーンは止まるかもね・・・って思うけど、そこまでシビアなコンディションでプレーはしない。キャビティアイアンより操作性はいいから、インテンショナルにフックやスライスをかけたいならやりやすいでしょうけど、やる必要があるかと言われると、やっぱり微妙(ミスショットして林に打ち込んでおいて、一か八かのギャンブルショットであわよくばパーセーブできるかもなんて期待して、悪いライから腕が伴わないことをするからスコアを崩す)。そーなると、メリットは「カッコいい」だけだよなぁ。

というかキャビティバックでも、ヘッドが小さいタイプには今回打ったマッスル2本よりも難しいアイアンもあるよね・・・と。
過去に試打した中だと、例えばホンマのTW747Vxなんかは、僕にはひどく難しく感じます(いつも使ってるMODUS3 TOUR 105 Sが試打クラブに入ってたけど、球が捕まらなかった・・・ちなみに試打会でM5 TOURやORIGINAL ONEを試打したときに待ち時間で打ちました)。

シャフトを合わせるならどうせカスタム発注になるのでしょう?だったら、7番アイアンだけ注文して練習場で打つ練習用クラブにするのもいいんじゃねーかななんてちょっと思ったりもするのでした・・・(笑)。

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