TENSEI CK Orange(US)をテスト

最近話題の三菱ケミカルTENSEIシャフトですが、M5ツアードライバーをUSモデルで購入したときについてきたTENSEI CK ORANGEの60 S(注:TENSEI CK PRO ORANGEではない)を投入してみました。

日本仕様もあるTENSEI CK PRO ORANGEは元調子だけど、このCK ORANGE(US仕様のみ)は中調子です。
ちなみに、US仕様では他にもWhite(元)、Blue(中)、Red(先)があり、さらにAV RAWという第二世代に移行しつつありますね。また、CK ProにもOrange以外にWhiteやBlueがあるそう。
(テーラーメイドのSIM/SIM MAX純正シャフトもTENSEIブランドをつけてますが(別物ですけど)、あれもBlue(SIM MAX)が先中気味、Silver(SIM)が中元気味ですね・・・)。

今回テストしたTENSEI CK Orangeは、ちょっと重めですし、バット径もかなり太めの0.614インチ(15.6mm)。グリップをM62のものにするとか細目のものを選ばないと(他のクラブと太さが違って)違和感がありますね。
CK PRO Orangeと同じく先硬めでカウンターバランスのシャフトですが、それでも45.75インチだとM5でD5バランス、M5 TourでD4バランスという重めバランス(US純正仕様)。アメリカ人パワーあるな(笑)。これで振動数は257cpmくらいらしいです(ヘッド重めだし長めだからそんなもんかもね)。
なお、SIMにいれても同じくD5バランスでした(さすがに重い)。

で、あまりにも最近ドライバーが捕まらない時が多いため、M2 D-type、M6、SIMのヘッドを、シャフトも挿し換えながら打ち比べしてみました。

すると面白いことに、同じシャフトを挿しても、M2 D-typeよりM6の方が飛ぶし、SIMの方がさらに飛ぶんですよ。その差5~10ヤードくらいずつ(練習場に設置されたRec Check Golfの測定値で)。ボールはレンジボールなので飛距離の絶対値はあてになりませんが、ラウンドしてて前より飛んでる感覚はなんとなくあったので、(少なくとも僕は)進化してると感じられました。
ただ、飛んでも曲がるんじゃしょーがないんですよね・・・。
ということでシャフトに話を戻します。

M2 D-typeだとなにつっこんでもドロー~フック目の当たりがほとんどでした。
M6だとストレート~軽いフェードかな。
ところがこれが、SIMになると大暴れで、Speeder 569 Evolution IV X(M2 D-typeおよびM6のときエースで使ってた)だと派手にスライスする。ヘッドが重くて遅れてるのだと思います。冬場ならこれでもいいかもと思ってる。
Speeder 661 Evolution IV Sにするとスライスの度合いはかなり抑えられたけど、気を抜くと突発的にやはりスライスが出る。コースではさんざんだった!
そこに冗談で持って行ったTENSEI CK ORANGE 60 Sを入れてみたら、悪くないですねこれ(US仕様のシャフトにしては硬すぎないし)。
先がしっかりしたシャフトが合うと以前ショップで言われてから、中元・元調子目のシャフトをいろいろ試してきたけど、元調子すぎると僕には捕まらないみたいです(特にドライバー・・・長いからだと思いますが)。

っていっても、フロー的に違和感はあまり感じてません。あと、飛距離がどうなるかはラウンドしてみないとなんともですね。

ということで、夏場はしばらくTENSEI CK Orange 60 Sを使ってみようと思います。
バランスD5は重たすぎなので、さすがに少し切ると思います。あとグリップも(シャフトのバット径が太いので)細目の物をつけようと思います。
(よさそうなら、50g台も試してみたいかな・・・)

ドライバー:TENSEI CK Orange 60 S(中)
フェアウェイウッド:Speeder Evolution IV FW 60 S(中元)
ユーティリティ:TENSEI CK PRO Orange Hybrid 80HY S(元)←カスタム注文中、まだ届いてない
アイアン:N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 S(元)
といった感じに落ち着きそう。
長いクラブになるに従って捕まえるのが下手なんですと言ってるようなセッティング(笑)。

#追記
シャフトのバット側を0.5インチカットして45.25インチにしてみました。グリップは元々ついてたGolf PrideのMCC(テーラーメイドロゴ入り)が気にくわなかったので(注:コード入りが嫌いだし、太いし)抜かずにばっさりカットしたら、まさかのシャフトのバット側の端が割れててささくれてる。これ元からだよなぁ・・・雑な組み立てだよ・・・さすがUS仕様。
なお、0.5インチカットしてもまだささくれてる部分が少し残ったのですが、表面だけになったのでヤスリ掛けして誤魔化した。
グリップは、IOMIC Sticky Opus Black 1.8をいつもより少し伸ばし気味に挿入(シャフトが太いので細めに仕上げたかった・・・IOMICはM62のラインナップがあるのStickyくらいだからなぁ・・・)。グリップ自体が2gくらい軽くなって(グリップが2g減なら、バランスはだいたい0.5ポイント増といったとこでしょうか)、SIMのヘッドとあわせてD3くらいでした(ちなみにクラブ総重量は317g・・・重い)。
日本仕様の純正カスタムシャフト3本(TourAD XC-6S、Speeder 661 Evolution VI S、Diamana ZF 60S)と比べても思ったほどカウンターバランスではない気がするけど、ヘッドが重いせいかしら・・・?(+クラブ総重量も少し重い)

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