某中古ショップでTENSEI CK PRO ORANGE 50 Sが入ったMAVRIKを試打してきました。
今回試打したのはMAXではなければSub Zeroでもない、無印MAVRIKです。カチャカチャがついてるけどヘッドの方向性としてはSub ZeroよりもMAXの方に近いのかな・・・と思う。
なんでこのクラブを試打したかというと、キャロウェイのドライバーってほとんど打ったことないってのが理由のひとつ。グレートビッグバーサとローグスターは打ったことあるけどね・・・どっちもかなり捕まる印象でした。GBBは今で言うところのSub Zero系列に繋がる重量系ヘッドなのですが。
そして、TENSEI CK PRO ORANGE 50 Sを入れてるSIM MAXが調子が悪いときにはスライスが止まらなくなることがあって(夏場は気にならなかったんだけど)、でもフィーリングは好きなので捕まるヘッドならいけるかな?と思っての試打。まぁ、その後SIM MAXのシャフトをVENTUS BLUE 5Sに変えちゃったのだけど。
素振りしてみると、SIM MAX w/TENSEI CK PRO ORANGE 50 Sよりもフィーリングとしてはだいぶ易しく感じます。なんでだろ・・・?
なお、肝心の飛距離なのですが・・・うーん・・・SIM MAXの方が飛ぶよね・・・?SIM MAXよりスピン量が多めな気がします。
つか、SIM MAXよりだいぶ捕まる気がします・・・。テーラーメイドでいえばグローレほどではないけど少なくともD-type系列(SIM MAX-Dなど)並には捕まる気がする。
右に曲がらないのはMAVRIKの方ですけど、僕のスイングで飛ぶのはSIM MAXの方ですね・・・。
テーラーメイドの場合でSIMがフェード、SIM MAXがややフェード、SIM MAX-Dがストレートくらいな人なら、キャロウェイの場合、市販品のMAVRIK Sub Zeroでストレート、MAVRIKでややドロー、MAVRIK MAXはがっつりドローなんじゃないかなというのが個人的な印象(旧モデルのROGUEシリーズもEPIC FLASHシリーズも同様で、キャロウェイは常にそんな感じの傾向)。
同じような位置づけのはずのツアープロからアマチュアまで使っているモデルのドライバーなのに、メーカーによってどうしてこんなにまで傾向が違うのかといえば、それにはカラクリがある。
というのも、テーラーメイドはR&Aの適合リストからもわかるようにプロのツアー支給品とアマチュア向けの市販品で設計まで作り分けてはいないのですが(注:もちろん性能のいいものを選別してプロに供給しているわけだが)。
一方で、キャロウェイの場合はそもそも別設計のプロトタイプをツアーには供給してますからね・・・(限定で発売される「◆」「◆◆」「◆◆◆」がついたモデルがそれ)。
市販品はアマチュアに多いスライサーを意識してドローバイアスのかかったヘッドを売っておきながら、ツアー向けには捕まりを抑えたモデルを「あたかも同じモデルかのように見せかけて」投入してツアーで使用してもらい宣伝してもらっているということ(注:ノーマルモデルを使ってるプロもいるようですが)。
#最近では、プロギアもキャロウェイをマネて(?)、「♣」と「♣♣♣」の2モデルのプロトタイプを限定発売しましたね・・・。
#もう一つ脱線させておくと、テーラーメイドがSIM2シリーズではSIM2をセレクトストアモデルとし、SIM2 MAXとSIM2 MAX-Dを一般販売モデルとした(従来よりドローバイアスのかかったヘッドを標準とした)のも似たような事情なのかなとは思う。
そんなわけで、既にEPIC FLASH SPEED/MAX/MAX LSという新作が出てるにも関わらず試打してみたMAVRIKの感想でした。