ウェッジのセッティング考2020

なんかウェッジのセッティングについてはちょくちょく書いてる気がしますが、ここ1か月くらいセッティングを変えてラウンドしてみて思うことをメモ書きしておきます。

以前のセッティングはクリーブランド RTX-3 CBの50/54/58°でした(シャフトはMODUS3 WEDGE 115にリシャフト)。
対してここ最近使ってるセッティングは50/56/60°という組み合わせ(同じくRTX-3 CBにMODUS3 WEDGE 115です)。

まず、54°という不人気ロフトのウェッジについて。
一般的にはPWの後ろに52/58°というセッティングが多いと思いますが、ストロングロフトすぎるアイアンセットを使っているとかでなくて58°を入れたいのなら、是非一緒に試して欲しいロフトです。
なぜかっていうと、58°ってのは実は結構シビアなロフトで、くぐったり距離が不十分だったりといった失敗も起きやすいんですよね・・・我々はプロでもなければゴルフ侍でもないんで・・・。
だからといってアプローチやバンカーで52°ばかり使うというのも現実的ではないですよね・・・なのでサンドウェッジとして十分使えるロフトが54°~なんじゃないかなと思うのでした。

で、54°だとちょっと高さが足りないなぁ・・・でも58°だとシビアだし・・・というときに活躍するのが56°。
一般的な(アイアンセットの)サンドウェッジのロフトですね。やっぱこれくらいが一番『何も考えずに』打てるロフトだと思います。バンカー苦手ならハイバウンスの56°一択でしょ・・・(それでダメならドルフィンウェッジなりなんなり・・・)。

そして、ふんわり上げたいんだよねって思ったときに58°で突っ込みすぎる癖があった自分は、お試しで60°を入れてみたんですよね・・・。その結果が50/56/60°という今の組み合わせ。
でも、60°って万能ではないんですよね・・・。まずくぐりやすいので、ボールが芝の上に浮いてたら使わない方が無難。
そしてコントロールして精度よく打てるのって20ヤードくらいまでだと思います。それ以上はギャンブルでは・・・。

なので、グリーンが速いとか、ピンのすぐ近くのバンカーに入れちゃったとか、グリーン脇でピンが近いとか、そういうときには60°の所謂ロブウェッジカテゴリのウェッジってすごく役立つクラブなのです。
が、そんな状況が我々一般アマチュアゴルファーが一般営業のゴルフ場でラウンドしている範囲で、どのくらい発生するのかを考えてみたところ、役立つコースと役立たないコースがなんとなく理解できました。

かなり役立つコース:2グリーン(グリーンが狭い)
あまり役立たないコース:1グリーン(グリーンが広い)

コレだと思います・・・。
平成倶楽部のような2グリーンのコースでは60°ですぐ脇からベタっと寄せてパー取るイメージが湧いたのですが、太平洋クラブの佐野ヒルクレストみたいな1グリーンのコースでは残念ながらさっぱりイメージが湧かず、ほとんど出番なしでしたね・・・。
なんで60°ではなく56°を使ったのか、ラウンド中の思考を思い返してみたところ、グリーンエッジのちょっと外からでもピンまでが遠いことが多かったからだと思います。
そりゃニアサイドに外したら使うこともあるでしょうけど、それってそもそも1打前のマネジメントが悪いからそんなとこいくんですよね・・・って。

結果、2グリーンの接待コース系だと距離も短いからウェッジ重視がいいと思ったのですが、1グリーンで競技志向で距離もしっかりのコースだと、ウェッジ減らしてスプーンを入れるセッティングもアリかなって思い始めました。

じゃあ1本減らしたときに、50/56°なのか、52/58°なのか、どっちがいいのかってのはまた悩ましい問題ですけどね・・・。
そこまでころころロフトを変えて、我々のようなアマチュアでも距離感が毎回ちゃんと合わせられるのかが疑問。
なのであまり派手な入れ替えは控えて、60°を外す・入れるの2択だけにしておいた方が安全かなとも。

まぁ、それ以外にも、54°という不人気ロフトってそもそもラインナップされてないウェッジが意外と多くてげんなりなんですよね。
なので、54°を外すと、結果的に使えるウェッジが増えるという副次的効果も。
買い換えてみたくなっちゃうね・・・(ほんとにやめておけ)。