ゴルフ練習場も休業要請の対象!?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の件で、ついに安倍首相が7都府県に緊急事態宣言・・・。しかしこれ、ゴルファーとしては複雑です。

漏れ聞こえてきた東京都の「休業要請する施設」の案には、なんと【基本的に休止を要請する施設】にゴルフ練習場が含まれてるのです・・・何故!?と驚いております。 というのも、首相官邸や厚生労働省のいう感染リスクが高い場所、いわゆる3密(1. 換気の悪い密閉空間、2. 多数が集まる密集空間、3. 間近で会話や発声をする密接空間)には全く当てはまらないからです。

緊急事態宣言発令に向けた東京都の対応案
【基本的に休止を要請する施設】
大学や専修学校など教育施設、自動車教習所、学習塾、体育館、水泳場、ボウリング場、ゴルフ練習場、バッティング練習場、スポーツクラブ、劇場、映画館、ライブハウス、集会場、展示場、博物館、美術館、図書館、百貨店、マーケット、ショッピングモール、ホームセンター、理髪店、質屋、キャバレー、ナイトクラブ、バー、個室ビデオ店、ネットカフェ、漫画喫茶、カラオケボックス、パチンコ店、場外車券売り場、ゲームセンター
【施設の種別によっては休業を要請する施設】
学校(大学などを除く)、保育所、介護老人保健施設
【社会生活を維持する上で必要な施設(生活インフラ)】
病院、診療所、薬局、卸売市場、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホテル、バス、タクシー、レンタカー、電車、物流サービス、工場、公衆浴場、飲食店(夜間・休日など営業時間の短縮、居酒屋は休業の要請)、金融機関や官公署(いずれもテレワークの一層の推進を要請)

大部分のゴルフ練習場(いわゆる打ちっぱなし)は、1. 屋外の施設であるため換気は問題なし、2. 隣の打席との間隔は概ね2mくらいあるため密集しない、3. そもそも運動施設のため大きな声を出して会話をするようなこともない。さらにいうと、自前の用具(クラブ)を持ち込んで打つ施設なので、上のリンクでいうところの「※3つの条件のほか、共同で使う物品には消毒などを行ってください。」も概ねクリアでき、バッティングセンター(こちらも休業要請案に入ってた)以上に感染リスクは低い(接触感染の可能性も低い)のです・・・。ホント、なんで?と。

もちろん、お客さんが押し寄せて混雑してる場合において、受付(室内)で順番待ち待機、というのは望ましくないですがね・・・。 それでも、順番待ちは屋外で待ってもらう(もしくは禁止する)とか、(ボールを出す機械の近くに)消毒液設置するとか、(たぶん全く必要ないけど)打席を1つおきにするとか、レンタルクラブを休止するとかの対策をすれば、ほぼノーリスクで営業継続できるはずの施設でしょ?と。

なお、上記は室内型の練習場(某ライ○ップゴルフみたいなやつ)では通用しない。レッスン主体のとこ多いから(2. 人が密集こそなさそうだが)1. 換気の悪い密閉空間での3. 間近で会話や発声をする密接空間ということにはなりそう。

なので、僕の感覚では、【基本的に休止を要請する施設】ではなく【施設の種別によっては休業を要請する施設】の方にするべきだと思うのです(室内型は休業を要請)。

ちなみに、在宅ワークだ自粛だでストレスもたまるため、感染症対策の専門家の方々も屋外でのお散歩などはむしろ推奨してるのです。お散歩がよくてゴルフ練習場はダメな理由がどこにありますか?ほぼ同じ条件なのに矛盾してると思いませんか?

#補足しておくと、ゴルフ場(練習場ではなくラウンドの方)も、1. 言うまでもなく屋外なので換気がされてます。2. 「誰とラウンドするか」にもよりますが、接触するのは同伴プレイヤー(とキャディさん)だけです。乗用カートの上では「密集」といえなくないですが、歩けばリスクはかなり減る。普段から接触しまくりの家族だけでのセルフラウンドとかは完全にノーリスク。3. 大きな声は・・・フォアーーーーー!!!・・・だめかw (なお、接触感染防止のため、バンカーはレーキを使わず足でならすことを推奨しはじめたコースも出てるみたいです・・・)

そんなことを考えていたら、やっぱりというかなんというか、国からストップかかった模様で、緊急事態宣言と同時の休業要請とはならなかった(調整が完了する前の案を表に出してしまったのは先走りすぎだったと思う)。最終的にこれら「屋外の運動施設」まで休業要請の対象にならないよう祈りつつ、動向を見守ります。

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