100切りのためのアイアンセッティング考

ゴルフをはじめたときは、親のおさがりでヤマハ Accurace FLEXOR III(純正カーボン フレックスR)を使っていました。
1991年発売の古いクラブですが、キャビティ形状でそこそこ今風のデザインのクラブでした。まぁ普通に打てるんですが、そもそもロフト角からしてスペックがまったくわからない。調べても情報がぜんぜん出てこない。

そんなわけで、10ヶ月ほど使ってみて、ストロングロフトすぎないほうがいいだろう+スイートスポットがとにかく広いのが楽でいいだろう、という理由でテーラーメイドのRSi2に買い替えた。
フェイススロット+スピードポケットで飛距離がとにかく安定していて、とても優しいアイアンでした。
というか、RSi2が優しすぎるアイアンだったので、「自分のアイアンの腕が上達したのだと勘違い」してました。・・・ハハハ(笑えない)。

しかし、純正カーボンシャフトのフレックスRを買ったのもあり、上達してくるとともにヘッドスピードもずいぶんあがり(ドライバーのヘッドスピードが2年前から10m/s以上は上がってますね・・・最近はめいいっぱいマン振りすると47m/sちょっと出ます・・・さすがにラウンド時にはやりませんが(笑))、左へ引っかけ・フックが続出するようになってしまった・・・。
とにかく軽すぎる。そしてヘッドの特性も相まって、捕まりがいいクラブといえば聞こえはいいが、捕まりすぎ・・・。

で、今年の年始に買い替え、ここ半年ほど使っているのがミズノMP-54アイアン(TourSpirit MP-i 80S)。ヘッドスピード的にはスチールで全然いいのだが(というかモーダス3 105くらいなら普通に振れる・・・ダイナミックゴールドはさすがにどうかと思うが)、またカーボンシャフトにした理由としては、しなりを感じてタイミングが取りやすいから。
80g台の重めのカーボンなら引っかけも減るかなと・・・。そして(ゴルフを始める際に親が用意してくれたキャディバッグがミズノだったのもあり)憧れだったミズノのMPシリーズ(の中ではとにかく優しいと評判のモデル・・・といってもスイートスポットはRSi2よりだいぶ狭く、最初の1ヶ月はひどいもんでしたね・・・芯食えばかなりしっかり飛ぶし打感もいいのだけど)。

しかし、半年ほど使っての最近の悩みの一つが、とにかく5Iの弾道が低いこと(先日の「アイアン型ユーティリティの是非」参照)。そして5Iで頻繁にドローというよりフックな球が出ること。
RSi2を使ってたときは、4Iまで平気で高い弾道の球を打ってたんですね・・・ウッドが苦手だったこともあり、4I・5Iは大活躍でしたが、MP-54では4Iどころか5Iもイマイチ(弾道は強いので、ランで170ヤードちょっとは距離を稼げるが・・・)。
そして、ショートホールのティーショットでトップやチョロが多いという・・・(ただ単にヘタなだけでは)。
ウェッジ(クリーブランドRTX-3 CB及び588 RTX 2.0 CBのN.S. PRO 950GHモデル)では平気でフルショットもできるだけに、なんとも・・・シャフトが軽いからかなぁ・・・とか思ったりもしてたんですよね。
(スチールシャフトのウェッジも初めてのことだったので最初はなんとも言えない感じだったのですが・・・)

そんなわけで、5Iでも(できれば4Iでも)僕の腕前でもしっかり上がり、かつクラブの重みでしっかり振れる(手打ちにならない、トップしない)、そして打感もよさそうで、無駄にストロングロフトすぎず小顔で構えやすく、それなりにコントロールもできるアイアンはないかなぁ、なんて贅沢なことを思いながらぼんやり楽天を見てたところ、ゴルフパートナーで状態のよいミズノMP-H4アイアン(N.S. PRO 950GH)を見つけたので、勢いでお買い上げ・・・(どんだけクラブ買ってるんだよ)。

MP-H4アイアンは、ミズノMPシリーズ内ではソール厚め、ヘッドのサイズも大きめ、そして中空(5I~7I)という異端的存在。一応ラインナップされている3番と4番はアイアン型のUT・・・という位置づけ(5I~7Iも中空な時点でUTみたいなもんですが)。MP入門モデルとも。
弾道の高さとスイートスポットの広さはMPシリーズ内最強らしい(やさしさの順でいえばMP-H4>MP-H5>MP-54>MP-55になるらしい)。
そんなわけで、シャフトを今までより重くしても十分振れるだろう・球もあがるだろう、と思って。これで納得できなきゃ腕前的にMPはまだ早すぎなのでさっさと撤退した方がいいでしょうね・・・。
早く練習場に持ち込んで打ち比べたい。

【クラブセッティング(2018/7/24現在)】

  • ドライバー:テーラーメイド M2 D-type US (2017) Fujikura Pro XLR8 56 R (10.5°)
  • フェアウェイウッド:テーラーメイド M2 (2016) Kurokage Silver TiNi 60 S (5W 18°)
  • ユーティリティ:タイトリスト 816H1 MCI70 S (19°(20°設定)&23°)
  • アイアン:ミズノ MP-H4 N.S.PRO 950GH S (5I-9I/PW)
  • ウェッジ:クリーブランド RTX-3 CB N.S.PRO 950GH S (50°) & クリーブランド 588 RTX 2.0 CB N.S.PRO 950GH S (54°&58°)
  • パター:テーラーメイド OS モンテカルロ

なお、ふと気付いたのですが、
PSi(4Iのみ使用、RSi2の5I~と併用):2015年モデル
RSi2:2014年モデル

MP-54:2013年モデル

MP-H4:2012年モデル
と、どんどんモデルが古くなっていってるのは気のせいではないようです・・・。

以下脱線ですが、そういえば既にツアーデビューはしていたMizuno Proの新アイアン(モデル名が隠されてた)が、ついに発表になったようですね。
ミズノプロから新アイアン「319」と「719」が登場(GDO)

Mizuno Pro 918はヴィクトリアゴルフで試打したことがありますが、とても打感もよく、優しく、そして飛ぶクラブでしたね。
なんで試打したかっていうと、RSi2からの買い替えを考えていた際に、順当に後継という意味だったらM3なんだけど、といってN.S. PRO 930GH純正スチールシャフトモデルのM3アイアンを振ったら、振れるけど距離が1番手ほど落ちるね・・・と(当時RSi2 TM7-215の7Iで150ヤードくらいだったのですが、M3 N.S. PRO 930GHでは7Iで140ヤードしか飛ばなかった)。
で、もっとストロングロフトにしてみたら?と振ってみたのがREAX 90純正スチールシャフトモデルのM4アイアン。1番手分ロフトが立つ分7Iで150ヤードの飛距離が復活したけど、これじゃロング~ミドルアイアンが振れないだろ。そして振りやすさも打感もM3の方がいい。だけどそもそもスチールシャフトだと切り返しのタイミングがよくわからない・・・と半年前の自分は感じた。
そこで、重量級のカーボンが挿してあるモデルを振ってみたい、といったらOTi 85をカチャカチャとその場で挿した718の7Iを用意してくれたという話(Mizuno Proの場合、フィッティング用のアイアンクラブはその場でシャフトをカチャカチャとレンチ締めできるようになってるらしい(ネック部分にネジがついてる)・・・まるでウッド系のクラブみたいですね)。
試打した結果として、80g前後のカーボンならそこまでストロングロフト化しなくても(M3やRSi2といったモデルと変わらないロフトで)同じくらいの距離が出るし左右のブレも今までより安定するじゃん、そしてタイミングも取りやすいし気持ちいいぞ、ということでほぼ心が固まり、そしてMizuno Pro=MPの後継だろ、ならMPで優しいと定評のモデル(MP-54)なら問題なく打てるだろ、ということで型落ち在庫処分のMP-54(新品)を購入したんですけどね・・・、あとから気付いたのですが、Mizuno Pro 918って位置づけ的にはJPX 900フォージドと同じくらい(もっと!?)の優しさレベルなんですよね。ちょっとMP-54の方が難しいモデルなんです・・・(これで1ヶ月ほど苦労したという話・・・おかげで「今度こそ」アイアン上達しましたけど)。

というMizuno Proの思い出話は置いておいて、319と719。319はハーフキャビティタイプだそうですが、ぱっと見た感じ、MP-66とかの後継的位置づけなのかなぁ。
対して719は・・・位置づけ的にはJPX 900フォージドとかと被りそうだが、(恐らく)918よりは難しめのモデルなのだろう。番号的に。日本未発売のJPX 900 Tourのユーザーとかを意識してるのかしら?

ってことで、正直、Mizuno Proは118、319、518までが従来の旧MPシリーズの系統な気がします。719、918、Ti18はJPXシリーズのレベルな気がする(試打したことないけど見た目からの感想)。
正直、オーダーメイド専用モデルにすることで「定価売り」したいんだろうなぁという意図が見えてくるのがちょっと嫌だなぁ。(カスタムもできるが)既製品モデルも買えた旧MPの方が敷居は低かったと思います。

でも、いつかMizuno Proのオーダーメイドをしてみたい・・・(それに見合う腕前がまず欲しい)。

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