「お助けウェッジ」の罠

「お助けウェッジ」というと、どのようなものを想像するでしょうか?

恐らくほとんどの方は、ソールが超広くて、バンカーで潜らなそうなものを想像するでしょう・・・。
私も以前は、フォーティーンのDJ-22を使ってました。現行ですとDJ-33やD-036になりますね。
もちろん、同様のウェッジは他メーカーからも出ていて、キャロウェイのシュアアウトとか、クリーブランドのスマートソールシリーズとかetc.

ですが、これらのウェッジって、人(打ち方)とシチュエーションによっては、かなり難しいのではないかと思うのです。
というのも、バンス角があまり付いていないモデルが多い。

恐らく抜けをよくするためで、それでもバンカーでは「超幅広ソール」のおかげで確かに潜らない。
が、バンカー以外からのアプローチショット、特にハーフショットくらいの強さの距離では、ついうっかり緩むとザックリやチャックリのミスをしてしまうことが多々あったのです・・・(実際、DJ-22を使っていたときによくありました)。
もちろんそれは打ち方が下手だからなんですが、バンスがしっかりあればリーディングエッジから突き刺さるなんてミスもかなり低減できるのです・・・。

DJ-22以外にも、バンカーバスターなんてお助けウェッジを買ったこともありましたが、練習場で一度打ったっきり(マットの上からでもアプローチのイメージがまったく出なくて)お蔵入りとなり、売り払いました(笑)。

バンカーショット(エクスプロージョン)は場数を積めば慣れますので、向上心があるなら普通のウェッジでも出るように練習すればいいと思います。
そんなわけで、「お助けウェッジ」は万能ではないし、誰にとってもお助けクラブになるわけではないという結論。ハンドファーストが強めの方には、この手のウェッジはおすすめできないな、と経験的に思うのでした。