パターの選び方、なんていっても合う合わないは人それぞれである。フィーリング次第だから試打して決めろ。終了。
なんていうとつまらないので、いろいろと考察してみようと思う。
僕の現在のエースパターはテーラーメイドのOS MonteCarlo。2016年モデルで、曲がらないと評判だったもの。
身長も173cmくらいあるので、「何も考えずに」標準的な長さでいいんじゃないかと思い34インチを購入。
しかし、よくよく考えると、僕って腕が平均より結構長めなんですよね。
なんだかんだでいつもグリップのヘッド側の端を握ってるし、ならいっそ1インチカットしちゃえと、手元にあったパイプカッターで切断。
たぶんヘッドのバランスでいえば10ポイントくらいダウン。
そこからさらにSuper Stroke FLATSO 1.0 CCを装着し、カウンターコアのウエイトを入れてみる。
ラインナップの範囲で入れれば入れるほど振りやすく感じ、日本代理店では取り扱いのないUS仕様の75g(ラインナップ上限)を入れて最終的に落ち着く。さらにヘッドバランスが10ポイント近くダウンし、B7くらいしかない状態に。
さすがにロングパットのショートが気になるので、ヘッドのソールに鉛ベタ貼り。これでC7くらいにはなったが、ショートパットが悪化した。
悩ましい←ただヘタなだけです。
とだけ書けば、ただの感想レビューで終わってしまうので、違うことも。
OS MonteCarloのシャフトカット&グリップ交換前に一度浮気をして買ったのがオデッセイのToe Up #1(33インチ)。←後継のToe Up iが出た後だったので安かった。
これが練習用マットだとすごくよく入るし気持ちいいのだが、ラウンドすると大崩れ(笑)。
で、結局OS MonteCarloに戻したが、33インチ&Super Strokeいいじゃん、ということで上記改造に至る。
まじめにいうなら、OS MonteCarloはいわゆるマレット型でベントネック。バランス角はほぼフェースバランス(若干傾く)。
対してToe Up #1はいわゆるピン型形状であるが名前の通りトゥ側が上に来る。ヘッドが回転しない=まっすぐ打ち出しやすいのかというとまた合う合わないがあってややこしいが、ピタッとハマればとてもよい武器になるのだろう。
昔なつかしの名器、PING Anserなんかも家に転がってたので打ったことはあるけど、これが意外と「今でも使える」一級品。
バランス角はほぼ45°のクランクネックで、ようは他のクラブと同じように振ればいいという話。
僕個人としてはこっちの方が好きかも。
そして、シャフトの長さだが、最近レディースのパターもいいんじゃないかなって思いはじめてます。
メンズ仕様では基本的にない32インチのパターもラインナップされており、これがほんとしっくりくる。
一般的には、とにかくヘッドのでかいネオマレット型でフェースバランスが入りやすい、平均的体格なら長さ34インチとか何とか言われてるようですが、体格(身長)だけでなく腕の長さ、スタンスの幅、握り方(腕の曲がり含む)、フィーリング、などなどから、答えは一つじゃないのはわかってましたが、ここまで一般的に言われてることと違う結果になろうとは・・・、自分でも驚きです。
ってことで固まってきたので、エースのOS MonteCarloをもう1インチシャフトカットしようか悩み中。
以下脱線して最近試打したパターのレビュー。
・テーラーメイド スパイダーツアー シリーズ
限定モデルでレッドとブラック、そしてレギュラーモデルのプラチナが出たのが2017年のこと。
その後、サイトラインがついてレギュラーモデル化した2018年モデルのレッド(ネック違いで4モデル)とブラック、そしてさらにプラチナも2018年モデルにマイナーチェンジ、ということで厳密には9モデルが存在します(US仕様ではさらにシルバーとかいうのもあるが違いはよくわからない)。
これら全部を試打したので感想を書いてみる。
まず2017年モデルのヘッドの違いだが、レッド、ブラック、プラチナの3つは、インサートが異なっている。プラチナは硬めの打感。レッドは柔らかい打感。ブラックは中間的な感じ。
レッドとブラックはサイトラインなしのスラントネックで、プラチナはベントネック。レッドとブラックがサイトラインなしなのはフェースのバランス角からいっても納得である(弧を描くように打つ人向けなのでサイトラインなんて邪魔なだけ、という発想なのだろう)。対してプラチナはフェースバランスでサイトライン入り。まっすぐ打つ人にお勧め、なのかな。
レッドとブラックのグリップは細いテーラーメイドのものがついているが、プラチナはSuper Stroke Pistol GT 2.0(カウンターコア対応)。
Pistol GT 2.0はさすがに太すぎるように感じたが、打感は2018年モデルも含めて一番の好み。対して2017年モデルのレッド・ブラックはともに構えにくい気がする上、打感もぐにゃっとしてるように感じて気持ち悪い(あくまで個人的な感想)。
僕はよくよく見るとスイング的には弧を描いて振る傾向にあるようなのでPING Anserとかクランクネックで45°くらいのバランス角のパターは大好きなのですが、だからといってスタンスとって構えるときにはやっぱりサイトラインは欲しいと思うタイプの人間らしい(そして、そのラインの通りにテイクバックしないともいう)。
次に、2018年モデルの6モデル。全部サイトラインが入った。
レッドにはスラントネック、クランクネック、ベントネック、そしてセンターシャフトの4モデル、ブラックはベントネックになった。プラチナもベントネック(2017年モデルと同様)。
フェースのインサート素材の硬さはレッドが一番柔らかくプラチナが一番硬め、という並びは一緒だけど、2018年モデルのプラチナは2017年モデルのプラチナより柔らかくなったと思う(グリップ以外での見分け方は、インサートの色とお尻のTaylorMadeロゴの色くらい・・・かな)。
レッド・ブラックについても、2017年モデルの限定版とは明らかに打感が違う(2017年モデルよりぐにゃっとした感じは減った)。
グリップは全てSuper Stroke Pistol GTR 1.0になり、カウンターコアは非対応となったが、これくらいの太さの方が握りやすいと思う。
ネック形状についてだが、一番フィーリングに合うのはクランクネックかなぁ。その後はスラントネック、ベントネックの順。センターシャフトはちょっと向いてない模様。
ってわけで、ヘッドの好みでいえば2017年モデルのプラチナが好きだが、ネック形状はクランクがいいなぁというワガママ状態。買おうかどうか散々迷って、買うのをやめたモデルでした。
・テーラーメイド スパイダーミニ
レッドとダイヤモンドシルバーがあるが、打ち比べても色以外の違いがよくわからないモデル。
サイトラインがT型になったが、これ、構えやすいか・・・?
フェースバランスになっているのはマレットらしいといえばらしいけど、個人的にはフィーリングはイマイチかなぁ。
スパイダーツアーより小さいヘッドになって、良くも悪くも「普通のパター」である。面白くない。
・オデッセイ ストロークラボi シリーズ
オデッセイ=キャロウェイのパター。
カウンターウエイトになったパターが好きなので、打ってみたら、やっぱしっくりくる。特にクランクネックになったモデルがいい。
買ってしまいそうになったが、このパターの難点は、オリジナルのウエイトつき純正グリップにある(売りではあるんだが・・・)。
・・・ようは、交換するとカウンターウエイト効果がなくなるんだよね。好みのグリップに変えにくいというところから、結局購入ならず。
どうせカウンターウエイトにするなら、Super Strokeのカウンターコアなどを採用してやっててくれれば・・・(オデッセイはSuper Strokeのカウンターコア対応グリップをつけたモデルを結構出しているので)。
・オデッセイ Toe Up i シリーズ
Toe Up #1は持っているが、その後継モデル。やっぱり純正グリップはSuper Stroke FLATSO 1.0 CCである。
一番フィーリングがよかったのは2ボールだが、2ボールっぽい見た目ではあるもののフィーリングは2ボールっぽくない。好みはハッキリ分かれそう。
・オデッセイ EXO シリーズ
出たばっかのモデルだが、フィーリングがイマイチ。数級打って即やめた。僕にはあわない。
・オデッセイ レッドボール
これも出たばっかの新モデル。
赤いボールの見え方を合わせれば毎回同じように構えられる・・・って似たような触れ込みどっかで聞いたんだよな・・・。
ああ、SeeMoreパターのコンセプトといっしょだな・・・と。あれもこれもそうだけど、ぶっちゃけ、シールでも貼れば?と思う。
だが、このレッドボールは、打感もいいしフィーリングも結構よかったので、好印象でした。
・ピン Anser シリーズ
うちに転がってた昔のAnser 85068が気に入ったので、店頭で今時のAnserシリーズを山ほど打ってみたが、打感が最低である。全然気持ちよくない。
今のAnserパターはAnserを名乗るべきだと思わない。終了。
レビューが雑なものと細かいモノがあるのは、そのクラブの気に入り具合と打った量によるところが大きいです。まぁ、好みですけどね結局。