SLDR 430 Tour Preferredのヘッドを入手

なんで今更!?という感じもするテーラーメイドの2013年12月発売モデルですが、仕事帰りにふらふらっと寄ったフェスティバルゴルフ(注:ゴルフパートナー、ヴィクトリアゴルフと同じ系列)でロフト11°の状態がいいヘッド(だけ)が安く売っているのをみて、即買いしてきました。
というのも、このドライバー、超ロースピンで(球さえあがれば)すごく飛ぶモデルなのだそうです(SLDR 430 TOUR PREFERRED ドライバー(2013年12月発売) (2ndQTな男「TANABEE」の人間試打マシーンへの道(ALBA)))。

このクラブ、純正Sフレックスのシャフトが刺さった未使用品が去年とかすごいたたき売りをされていたんですが、さすがに見なくなりましたね。在庫がなくなったのでしょう。そりゃ、1万円ちょいだったからなぁ・・・(ただしロフト10°でヘッドカバーなしとかいう条件だったかと)。
しかし、通常のSLDR 460も球があがらないということでロフトアップが(メーカーからも)推奨されてたけど、こいつはもっとすさまじいらしい。

ただ、上記記事のTANABEEさんほどのハードヒッターではありませんので(50m/s近いヘッドスピードとか、完全にプロレベルですよ・・・)、果たしてほんとに球があがるのか?という不安もあり、興味はあったが手を出していなかったモデル。
でしたが、ロフト11°のヘッドを見かけた瞬間、どうせなら鳥かご試打ではなく練習場(打ちっぱなし)やラウンドで試してみたいので、「さすがに11°なら自分でもなんとかなるだろう・・・」という淡い期待+「ダメだったらヤフオクで売り飛ばせばいいや」という考えのもと、“買いだな”と思い即決、レジにそのまま持って行ってしまいました。値段はたったの3,980円(笑)。

このモデルも、テーラーメイドおなじみのカチャカチャ(ロフト調整機能)つき。スリーブの調整範囲は純正で±1.5°ですが、最近のモデルM3/M4などの12段階調整機能付スリーブと互換性があります(R15以降は±2°)。
そんなわけで、家にあるシャフトをそのまま装着すれば問題なく使える「はず」(±1.5°用のヘッド+±2°のスリーブ、もしくは逆の組み合わせのとき、ロフトやライ角がどう変わるのかはよくわかりませんが・・・(笑))。

現時点での所有ドライバーヘッド

  • M2 D-type US 10.5°(2017)
  • M1 460 9.5°(2017)
  • [NEW]SLDR 430 Tour Preferred 11°(2013)

現時点での所有シャフト

  • テーラーメイド TM1-117 フレックスS (M1日本仕様純正 50g台)
  • Fujikura Pro XLR8 56 フレックスR (M1/M2 US仕様純正 50g台)
  • Graphite Design Tour AD MJ-6 フレックスS (R15日本仕様純正カスタムシャフト 60g台)
  • True Temper Project X HZRDUS BLACK 65 フレックス5.5 (カスタムシャフト 60g台)

こんな感じの手持ちのため、近所の練習場にてシャフトを散々組み替えながら比較してみました。
ボールはレンジボールです(おそらく1ピース)。100ヤードくらいの短い練習場のため飛距離はユピテルの計測器による推定値で比較。

1.SLDR 430 TP 11° + Fujikura Pro XLR8 56 フレックスR
無理!あがらない!ロフト調整すればなんとかなるかもしれないが、超低空飛行。ボールの初速はそこそこ速いし曲がらないのがせめてもの救い。

2.SLDR 430 TP 11° + テーラーメイド TM1-117 フレックスS
本来の純正シャフトTM1-114に近いと思われる仕様。これなら打てるし球もあがる。
ただ、おもいっきり叩きにいくとやっぱりフック球が出る・・・。
なので今メインで使ってるM2 D-type US (2017) + Fujikura Pro XLR8 56ほど振れないし、初速・飛距離もちょっと劣る気がする(M2+レンジボールで60m/sちょい越えだったが、59m/s前後しか出なかったし、飛距離も210ヤードくらい(ユピテルの測定器による))。
それでも、ラウンドでまともなボールを使えば45m/sくらいの人でも240~250ヤードくらいは十分に飛ばせる可能性。

3.SLDR 430 TP 11° + Graphite Design Tour AD MJ-6 フレックスS
球のあがりがイマイチ。無理矢理あげようとしたらチーピン球連発。

4.SLDR 430 TP 11° + True Temper Project X HZRDUS BLACK 65 フレックス5.5
上記1~3の結果から明らかなように、どう考えても(僕には)無茶な組み合わせのため、試しもしませんでした(笑)。

というわけで、思ったほど飛ぶわけでもなかった・・・(笑)。といっても、4年前のモデルと(ほぼ)現行モデルで飛距離的に差がないってのは大したモンだと思います。
最近にしては少し小ぶりのディープフェイスなヘッドですが、そこまで捕まらないわけではなかったです。
で、ロースピンすぎてヘッドスピードがないと球があがらない、という評判は本当でした。
そして、ピタッとあうシャフトが見つけられれば、もうちょっと振れて飛距離アップも狙えそうだし、夢は一応ある・・・かな。

ヘッドをぽんぽん買うより、シャフトのフィッティング受けた方がよっぽど自分に合うクラブに巡り会えるのではないかと思うのでした。

最後に。
毎年毎年新モデル投入されるたびに「飛距離アップ」なんてメーカーはアピールするが、それは「合う人には」であって、誰にでも当てはまるわけじゃない。
(あがりやすいあがりにくい、捕まりやすい捕まりにくい、弾道調整ができるできない、といった個性はあるけど・・・)。
誰でも飛距離が伸びるなら、いつか月にも届いてしまうわ・・・(リョーマゴルフのCMか!)。

P.S.
せっかくなのでスイング軌道の解析もしようと思ったが、手持ちのセンサー(ユピテルnobumaru)が不調のため諦めました・・・。